つくば市は、2017年12月に、内閣府から構造改革特区(※)「つくばワイン・フルーツ酒特区」の認定を受けました。「特産酒類の製造事業」の分野では、茨城県内で初めての認定です。これにより、つくば市でワインやフルーツのお酒の生産がしやすくなりました。
それを受けて、ワイン醸造やワイン用ブドウの生産が活性化しています。
2019年には第一号となるつくばワイナリーが、2020年にはつくばヴィンヤードの栗原醸造所がオープンし、筑波山麓で醸されるワインが注目を集めています。筑波山麓は花崗(かこう)岩という土壌が広がり、ローヌ(仏)やサルディーニャ(伊)などこの土壌を有する街は世界でもよくワインの銘醸地となっています。つくばの大地(テロワール)の恩恵を受け、生産されるワインは良い意味で「日本っぽくない」と称されることもあるほど個性豊か。ぜひ、好みのワインを探してみてください。
※「構造改革特区」とは
実情に合わなくなった国の規制について、地域を限定して改革することにより地域の活性化を目的として2002年度に創設されたもの。「特産酒類の製造事業」での認定により、製造免許の申請時において酒税法の酒類の最低製造数量基準が緩和され、ワインの場合6klから2klになります。